ぶらくり丁ブランドの蜂蜜 1月10日発売
和歌山市のぶらくり丁商店街協同組合(島大介理事長)は来年1月10日、ぶらくりブランド商品第1号となる蜂蜜「ぶらくり和蜜」を発売する。ことし5月8日、商店街入り口に蜂が巣を作っているのを商店主らが発見。偶然通り掛かった養蜂家が調べたところ、希少な日本ミツバチと判明した。捕獲した約2万匹の蜂を同市加太で育成し、9月に約60㌔の採蜜に成功した。
近年、減少していることが取り沙汰されている日本ミツバチ。特に、ぶらくり丁のようなまちなかに巣を作ることは極めて珍しいという。同組合は今後、蜂の巣ができた場所に「ぶらくり和蜜の発祥の地」と記した看板を設置するなどして情報を発信。各店舗も、ぶらくり和蜜を使ったサイダー「ハチミツサワー」、抹茶と蜂蜜を混ぜた「抹茶ハニー」など関連商品を開発して盛り上げていくとしている。
同組合の木村圭一副理事長(62)は「日本ミツバチが偶然にも、活性化を目指しているぶらくり丁に飛んできてくれたこと、偶然に養蜂家が居合わせたことなど何かの巡り合わせを感じています」と、ぶらくりブランド第1号誕生について思いを語った。
お披露目の試食販売は、1月10日に同商店街で開かれるイベント「ポポロハスマーケット」で行う。巣から垂れた蜂蜜「たれ蜜100%」(100㌘)を3000円、巣から絞って集めた「熟成絞り蜜」(110㌘)を2500円で、計600個販売する予定。
問い合わせは同組合(℡073・423・6912)。
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